テレビウォッチャーつばめ

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのテレビウォッチャーつばめのレビュー・感想・評価

5.0
シリーズ集大成 懐かしのメンバーに感動 日本語吹替版は独自の見所あり

1984年の映画ゴーストバスターズシリーズの最新作

オリジナルのコアメンバー(ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ)のうち、実世界で亡くなってしまったハロルド・ライミス演ずるイゴンの娘や孫が、ゴーストバスターズとして活躍する物語。

人々や社会に対して悪さをしようとするゴーストを捕獲用レーザ照射器(プロトンパック)で捕まえ、ゴーストを吸い込む捕獲器(ゴーストトラップ)で回収するのがゴーストバスタースの仕事です。イカサマ扱いされ、活動の邪魔をされるなどの困難をくぐり抜けていきます。

主演のマッケナ・グレイスの美少女ぶり、ゴーストトラップのドローンモデル登場にに驚きました。

40年前の第一作ではチームに黒人メンバーが後から入ることが多様性の表現でしたが、本作においては、歳を取ったオリジナルメンバー、主演の少女、マグレブ系と思われる男性や、韓国系の少年など、年齢、性別、人種で多様性表現をさらに拡げた印象です。

旧作のオマージュが満載、かつ生存しているオリジナルのコアメンバーもみな出演します。
彼らの年齢を考えると、本作品は筋書的にも区切りになる作品になるのではないかと、エンドロールを観ていて感傷に浸りました。

日本語版はマッケナ・グレイス演じるフィービーを上白石萌歌が声優を務め、エンドロールの歌も新しい学校のリーダーズが歌うなど、字幕版とは異なる見所があります。