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ジョン・レノン 失われた週末のkyotaのレビュー・感想・評価

4.2
ジョン・レノンは大好きですが、人間的な面の思い入れは希薄なので、だれそれが悪い、どちらが正しいといった議論には興味なし。これはほぼメイ・パンとジュリアン・レノンの映画ですね。断片的な知識しかなかった、1970年代中盤のジョンの活動、生活がメイさんの聞き取りやすい語りによってひとつの流れを持って知ることができました。メイさんが、酒もドラッグもやらなかったことで、喧騒の時期も冷静に、しっかりとした記憶を持って話せるのは大きいなあ。内容は言わずもがな、音楽の使い方がまた素晴らしくて。流れる曲がエディ・マネー、エリック・カルメンのRasberries、ジュリアン・レノンのSaltwaterの共作でマーク・スピロと、近年亡くなった人ばかりでエンドロールのクレジットでまた泣かされました。

2024年劇場(33)
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