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医学生 ガザへ行くのparaのレビュー・感想・評価

医学生 ガザへ行く(2022年製作の映画)
4.0
飛び込む勇気と自然体の博愛

レビューまとまらないため、思ったままを記録

ユナイテッドピープル主催
パレスチナ子どものキャンペーン田中さんとユナイテッドピープル関根さんのトークおよびUNRWA清田さん冒頭映像に、なんと現在のリッカルド氏緊急インタビュー映像付き。https://m.youtube.com/watch?v=r5TrW-N47UE

映画は救急外科医を目指すイタリア人医学生リッカルドが爆発性弾丸による外傷について論文をまとめるために紛争地域ガザ地区に欧州から初の留学生として乗り込み過ごす日々の密着ドキュメンタリー。
人懐っこいリッカルドも最初は不安な表情。
映画を観ているこちらにも伝わるリッカルドにとってこの先の人生を大きく左右するであろう体験の数々。分け隔てなく人命を救助し、国際的に活躍する医師になられることはスクリーンを通しても伝わってきたし、映画ではシエナ大学を首席卒業したところまででしたが、現在イタリア北部の病院で研修医として働いているリッカルドの声を聴けたの有意義でした。
映画に登場していたガザの人々が語る故郷ガザへの想いに、日々決意など抱くことなくダラダラと生きている平和ボケ日本人(自分)が情けなく感じる一方で平和の有り難みを強く感じる。

今回破壊される前のガザの街並みを収めた映像として貴重。

1人1人の声は小さくても関心を持ち続けることを継続し、誰かに届くかも?とレビューをあげて、その小さな波がいつか戦争を止めることに結びつくようにと願って。
(映画『ガザ 素顔の日常』をキッカケに自治体を動かした方の話には胸が熱くなりました)

衝撃的だったのはトークで
ワールドセントラルキッチン(WCK)の車列に攻撃したイスラエルの話。WCKはGPS情報を国連を通じてイスラエル政府に申告していたのに標的とされたこと。    
元々パレスチナではイスラエルから機材の持ち込みが認められていないため放射線治療機器が病院にないこと。

そしてすべてはお金。地獄の沙汰も金次第。
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