日常に潜む綻びがゆっくりと、着実に、少女たちの首を絞めてゆく。
鑑賞しているあいだずっと心臓がばくばく音を立てていて、恐ろしかった。
高校生の頃に出合わなくて、本当に良かった。あの時期にこの作品と出…
女子学生や上流階級の人達の華やかな衣装と、オーストラリアの乾いた自然・生き物達が見たことない組み合わせで奇妙な美しさがある画作りだった。舞台が欧州ならこんなに印象深くならないし、乙女チックな小道具類…
>>続きを読むこれはすごい
本当に消えたいときに見たら、そのまま帰り道にでも消えてしまいそうだ
こうやって美しい姿の幻影を追いかけられる様に消えて、誰かの中で一生忘れられない存在になりたいという願望は思春期によ…
思春期に観たら完全に拗らせる一因になりそうな世界観してて、大人になってから観て命拾いしましたね。考察を読むとメタファーなどが用いられていてなるほどなとは思うんだけど、大体「で、一体なんだったんだ…?…
>>続きを読む最初は、友人が好きそうだと思った。
気がついたときには、ハンギングロックを
畏怖の対象と捉えていた。
それがだんだんと悲しみになって、
最後にもう一度恐怖した。
ホラーよりもたちが悪い。
なにせ終始…
ずっと見たかったピクニックatハンギングロック。リバイバル上映に感謝、、
画の可愛さ美しさと底なしの不安を覚える描写とのバランス感がぜつみょう。
この手の映画は五感の刺激がすごくてちょっと酔って…
岩山に着いてからの場面、女学生が寝転んでいたりお菓子を食べたり詩集を読んだり。シェイクスピアの詩"君を夏の日に喩えようか?君はもっと素敵で穏やかだけど……"から始まり、作中の「ボッティチェリの天使な…
>>続きを読むⓒ PICNIC PRODUCTIONS PTY.LTD.1975