単にインテリであるだけではなく、権力の恣意的なあり方を糾弾し、常に力を持たない人々の側に立ち続ける「行動する知識人」としてのサイード。勇気と知性に溢れた偉大な生き方を悠然と示した一方で、故郷をもた…
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サイードっていうか音楽っていうか、仏教。サイードは倫政の教科書でオリエンタリズムというワードを聞いて知っていただけなので、非常に興味深かったです。サイードの著書を色々と読んでみ…
すっごい濃密なドキュメンタリーだった。ポストコロニアルの代表者にしてパレスチナ最大の思想家であるエドワード・サイードの記録を追うドキュメンタリー。彼の自伝である “Out of Place”を主軸に…
>>続きを読む今、見なくてはならない映画。もう数回見ないと消化しきれない。パレスチナだけではない、抗えない国の権力で居住地を追われる人々。人間の思想信条は、何処で、どのように生活するかに必ず縛られると思う。
あ…
「私は自分自身をいくつもの潮流の束であるかのように知覚しはじめている。誰もがあれほどまでに重要視する個人としてのアイデンティティよりも、そのような潮流であることの方をとりたい」
「すべてのイスラエ…
私たちが生きる「根」を深く問い返す傑作。エドワード・サイードの生涯を辿りながら、彼が自らの存在を賭けて向き合い続けたパレスティナ問題の核心にある「故郷」と「根」の問題に迫っていく。
サイードだけで…
©2005 シグロ