このレビューはネタバレを含みます
面白かった。セリフなしといえども、名前ぐらいは出てくるので、英語字幕推奨。あとゴキブリ嫌いな人は観てはいけない。
最初はまあよくある子ども相手のシリアルキラーものかな？ くらいに思って観てたけど、あっさり主犯格が死んでしまって、そこからどうなるのかと思ったら、女共犯者登場という、2段構えがよかった(共犯者の殺意がどこにあるのか、復讐なのか、そもそもなんで子ども誘拐に手を貸してたのかはよくわかんないけど)。途中女犯人が男犯人の死体を見つけて、家に何かいることに感づき、狩る側から狩られる側に。女犯人がハラハラしてるとことか、痛快だった。
たしかにお話が勢いで片付けてしまったところあるし、荒削りなかんじは否めないけど。でも、後半が女の子対女犯人っていう展開になるのが、新しくて面白いなと思った。やっぱり、そういうガールズパワーみたいなもを意識してるんだろうか？ 弟がいい具合にお荷物になってて、それってこれまでだと、性別逆になってるのがセオリーだったから、それだけでも新鮮。男犯人のナイフがめちゃくちゃ小ちゃくって、女の子の持ってるでかいナイフと対比になってたり、小ネタもきいてて面白かった。
インドネシアの映画って初めて観たけど、雰囲気あっていいなぁ。
