世評によると、稀代の名作。
と認識していた作品。
ふと思いつき、
Amazonプライムで視聴。
シリーズが複数以上あることも、はっきりとしたストーリーも、ケビン君主人公のことも今更ながら初めてきちんと知った。
前半はクソほど人格終わってる家族、自分勝手な街の人たち、サービスレベルゴミクズの警察や店員やらにひたすらストレス。
冒頭の大家族のシーンはもう今ならネグレクトを懸念されるほどではとも。
母とやらはあれだけボロクソにケビン君をこき下ろしておいて、そのケビン君も自宅におき忘れて来たことに気づくと途端に正気を見失うほどに狼狽し出す。
そんなに心配するなら初めからもっとちゃんとせえよ・・・とストレスにも感じた。
流れが変わるのは中盤くらいから。
件のケビン君が家族のことを想い出す。
母親も親らしく同情を覚えるような雰囲気を醸し出してくる
そして近所で殺人鬼と恐れられてるゴミ箱のおじいちゃんとの教会での交流シーンが印象的。
家族を好きであり嫌いであるから時に言ってはいけない言葉を投げかけてしまう、と吐露するケビン君に対し、じいさんは優しくヒントを告げる。
息子との関係性に悩むじいさんに対し、9才の子供が「こうすればいいじゃん!」と軽く答えを弾む。
70才80才の老人と、
9才の幼子がお互いに与え与えられるこのシーン。
なんとなく好き。
そして、
メインシナリオの泥棒との攻防。
細かいことを気にせず頭からっぽにして家の中のトラップを楽しめる。
というか、このコメディやってることはクレヨンしんちゃんと同じだわ
「ほかには何かしてたのか?」
「いいや、なにも。」