数ある戦争映画の中でも一風変わった海兵隊員の描き方だ。
米軍の中でもっとも荒くれ者があつまる海兵隊。
犯罪者と紙一重の若者が激しい訓練を得て一人前の軍人、組織人、社会人として成長していく。多くの者はだが。
現在のジェイク・ギレンホールはキレ芸が達者な演技派で独特の存在感を放つ。本作では若き日の彼が主役を演じているが、その片鱗をかんじさせる。この頃からキレ芸は迫力があった。
あまり海兵隊のリクルートに役立つ映画ではないが、リアルな部分は描けている。現在ではこのような切り口だけの映画やドラマは作れないだろう。20年前だから作れた映画かも。いまいち足りない。