てつこてつ

チェ 28歳の革命のてつこてつのレビュー・感想・評価

チェ 28歳の革命(2008年製作の映画)
2.5
スティーヴン・ソダ-バーグ監督らしいと言えばそれまでだが、キューバ革命の史実に沿って、ドキュメンタリータッチな手法で、ただただ淡々とチェ・ゲバラと革命軍の活動を追うばかりなので、ドラマチックな展開が皆無に等しい・・。

キューバ革命やチェ・ゲバラに余程興味がある方やある程度の知識がある方でないと付いていくのが難しいストーリー展開。ニューヨークでの国連総会での演説と過去が何度も行ったり来たりするので、より話に入り込みづらくさせてる感。

ベニチオ・デル・トロのチェ役には何の不満もないが、やはり、チェ・ゲバラの人間としての魅力やカリスマ性がこの作品では上手く引き出されていないのが残念。あと、彼以外の登場人物のキャラクター描写は浅くて、最後になっても「誰だっけ、この人??」感が半端ない。

ボリビアで彼がどのように処刑されたのかの描写が気になるけど、このテンポで続編も続くのかと思うと、ちょっと思い悩むところ・・
てつこてつ

てつこてつ