第3逃亡者

結婚の夜の第3逃亡者のレビュー・感想・評価

結婚の夜(1935年製作の映画)
5.0
ラストに泣く。アンナ・ステンってハリウッドに行ってたんだ。序盤の朝食の場面で子供たちを見つめるステンのことを(裸の身体)さらにクーパーが見つめることで窃視が生じ、ラブストーリーが起動する。牛乳の配達や使用人の逃亡、吹雪による外部との遮断といったマクガフィンが二人を引き合わせ、妻や父親や許嫁といった=外部の者たちの訪問、また階段という装置が二人を引き離す。腕を取り合って踊るダンスが切ない。クーパーがたばこやら新聞紙やらをひょいと手首で投げるのがやたらと上手くて見惚れる。寝室で一度ステンの手の甲にキスをしようとしてから、唇にキスする動作も神。