まにし

ミツバチのささやきのまにしのネタバレレビュー・内容・結末

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

不思議な世界観だったな。

絵画のように綺麗で微笑ましいんだけど、どのシーンにも死がひっそりと寄り添っていて恐ろしかった。
それが小さな女の子の視点で、私なんかよりまだよっぽど生に近い存在なのがまた唸るところ…生物に生まれた以上、死は皆に平等だぞ、という主張を勝手に感じる。

“ミツバチのささやき”ってどんな意味だろうって鑑賞後ずっと考えてた。
蜂も毒キノコと同じように毒針を持って生きていて、生と死を併せ持つ象徴…。
そんな彼らのささやきに導かれた先、待っている場所は天国なのか地獄なのかわからない。もう戻ってこられないことは確かだと個人的には思う。
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