ポンコツ娘萌え萌え同盟

海底六万哩のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

海底六万哩(1916年製作の映画)
3.0
ヴェルヌの原作は未読、海底2万マイルの知識がディズニーシーのアトラクションくらいしかない状態で鑑賞。
ネモ船長率いる潜水艦と島に遭難した人々で2つの舞台が同時展開してくるので、一つの内容にまとまる終盤はともかく途中は混乱しながら見ていた。
というのもどうやら本作は『海底2万里』の内容と『神秘の島』の内容を混ぜ合わせた感じの作品らしい。そりゃ混乱するわ。

一応1916年の作品としては映像も悪くなく、本作の売りとしている水中の撮影も楽しめる。ぶっちゃけ本作の魅力はここに集約してると言っても過言ではない。
ただ自分が見たDVD版が画質が悪かったのと劣化で本作の見せ場である海底の描写がボケボケになってしまったのが残念だった。パブリックドメインなのでwikipediaに上がってる動画の方がまだ見れる。
活劇を見るとするならはやはりどちらかに絞ってほしかった。

物語構造は前述した通り難ありの作品だけど、ネモ船長の過去はたぶん中盤で持ってきたほうがもう少しマシになったんじゃないかなと思う。