彦次郎

バスケット・ケース2の彦次郎のレビュー・感想・評価

バスケット・ケース2(1990年製作の映画)
3.6
バスケットケースに入りドウェインから自分を分離させた医師たちに復讐を果たしたベリアルの悲劇の続編。前作でどう見てもホテルから転落死を遂げていたような双生児でしたが救急搬送により助かります。しかし世間からは全てを知られてしまい親戚のルースと孫のスーザンの家に転がり込むもそこはフリークスの方々が終結していたという展開です。
ベリアルがお約束のように人を殺していくのはホラーの定石どおりですが前作は安ホテルに雑多な人間がいたのに対して今作ではルースの家にフリークスが多数いることでドウェインのほうが異形側というのが面白いです。
女性が顔を絞られてフリークスに変形させられる辺りは『フリークス(怪物團)』が元ネタにも思えますが正常な人間とは?という監督の問いかけがテーマとなっている気がします。
いくらかコメディチックですが衝撃的なラスト(きちんと伏線あり)はやはり悲劇であり印象に残りました。
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