くるりの音楽目当てで、十数年ぶりに観たけど、こんなにも良い映画だったっけか。
同じ作品でも時が経つと、随分と感じ方が変わるものだなぁと改めて思いました。
全体的にもの悲しさが漂うけど、とぼけたような笑いの要素もあって、何とも言えない不思議な味わいの作品です。
池脇千鶴も妻夫木聡も、俳優として最も旬な時期に見えるし、最高のタイミングが色々重なりあって、素晴らしい作品になっている気がします。
ジョゼと香苗のビンタ対決や、ジョゼをおんぶしている恒夫のうんざりとした顔…。
あらすじにピュアなラブストーリーとか書いてあったけど、そんな綺麗なものじゃないですね。
新井浩文もとても良い。
あと、上野樹里のエロさがとんでもないですね。脱いでいないのに。
潔くヌードを披露してた池脇千鶴、江口のりこより全然エロスを感じました。
そして、くるりの劇中音楽!!
オープニングの音楽からして、あぁ、くるりだなぁと思いました。
出しゃばらずに、あくまでさり気なく、でも映画をしっかり引き立てている。
微妙にアレンジの異なる「ハイウェイ」もいいですね。
昔、古本屋でサントラ見つけた時に何で買わなかったんだろ…。
あー、ほんとに馬鹿な事したな。