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ジョゼと虎と魚たちのcalanqueのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.5
くるりの音楽目当てで、十数年ぶりに観たけど、こんなにも良い映画だったっけか。
同じ作品でも時が経つと、随分と感じ方が変わるものだなぁと改めて思いました。

全体的にもの悲しさが漂うけど、とぼけたような笑いの要素もあって、何とも言えない不思議な味わいの作品です。

池脇千鶴も妻夫木聡も、俳優として最も旬な時期に見えるし、最高のタイミングが色々重なりあって、素晴らしい作品になっている気がします。

ジョゼと香苗のビンタ対決や、ジョゼをおんぶしている恒夫のうんざりとした顔…。
あらすじにピュアなラブストーリーとか書いてあったけど、そんな綺麗なものじゃないですね。

新井浩文もとても良い。
あと、上野樹里のエロさがとんでもないですね。脱いでいないのに。
潔くヌードを披露してた池脇千鶴、江口のりこより全然エロスを感じました。

そして、くるりの劇中音楽!!
オープニングの音楽からして、あぁ、くるりだなぁと思いました。
出しゃばらずに、あくまでさり気なく、でも映画をしっかり引き立てている。
微妙にアレンジの異なる「ハイウェイ」もいいですね。

昔、古本屋でサントラ見つけた時に何で買わなかったんだろ…。
あー、ほんとに馬鹿な事したな。
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