Dumbo

プールのDumboのレビュー・感想・評価

プール(2009年製作の映画)
3.6
監督は違うけど、
『めがね』に似ている癒され映画かと思って観ました。

う…ん?
私の中ではちょっと違う印象でした。


たしかに同じ南国(与論島とタイ)の
ゲストハウスが舞台で、
小林聡美&もたいまさこの名コンビ。
そして、この作品も
“特に何も起こらない系”です。

雰囲気はとっても似ています。


でも娘の気持ちを思うと、
こちらの作品は
あんまり癒され映画とは思えなかったです。


小林聡美が演じるお母さんが、
同じ母親として私には理解できなくて…

“自分がやりたい事をやりたい時にする”

これがこのお母さんの生き方らしい…

母親だからといって子どもに縛られる必要はない…
自由である事は誰にとっても大切なのはわかる…

でも、
娘をおばあちゃんに預けて
タイに行ったままずっと帰らなかったって…
娘はそばにいて欲しかったって言ってるのに。
娘にしたら、自分を置いてタイに行った母親が、
見知らぬタイ人の男の子の面倒をみてたら、
そりゃあ「なんで⁈」って思いますよね!


小林聡美はいつもの天然な小林聡美だったけど、
子どもをほったらかしにした事になんの罪悪感もない様子に、
どうしても違和感を持ってしまいました…

こういう人って年齢関係なくたまにいるけど、
無邪気な純粋さって、
時に人を傷つけてしまいますよね…



もたいさんはよかった!

「なんだかあたし、死ぬ気がしなくって…」
もたいまさこさんの“キクコさん”は
心が独り歩きするタイプらしい…笑
ちょ、ちょっとそこだけホラー⁇
死んだのかと思った💦

「犬はね、近視なのよ」
「猫はね、意外と遠くまで見えるのよ」

なんでもない、もたいさんのセリフはなぜか癒されます。



あ、それと、『めがね』との共通点があとひとつ…
食べ物がどれも美味しそう!

それもタイ料理じゃなくて、
ちらし寿司とか筑前煮とか、お鍋とか…
タイとはミスマッチな日本食が
とっても美味しそうでした。


小林聡美・作詞作曲の劇中歌が
ずっと頭から離れません😓
好きな曲っていうわけでもなかったのに…
Dumbo

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