しゅう

チャンプのしゅうのレビュー・感想・評価

チャンプ(1931年製作の映画)
3.1
小津安二郎の傑作「出来ごころ」はこの作品に影響を受けて作られたらしいが、自分の好みとしては「出来ごころ」の方がずっと好きだし、優れていると思う。

コメディタッチで描かれる親子愛や息子がリーダー的存在である少年たちの友情には微笑ましいものがある。
それがクライマックスのボクシングシーンになるとタッチが変わり、壮絶な雰囲気となり悲劇的なラストに至るというのは観てて戸惑うし感動も沸いてはこない。
ウォーレス・ビアリーとジャッキー・クーパーの親子はどちらも好演。
しゅう

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