あつぼう

ママの遺したラヴソングのあつぼうのレビュー・感想・評価

ママの遺したラヴソング(2004年製作の映画)
3.1
長年会っていなかった母の訃報を受けて帰郷した少女が、実家に住み着いていた母の友人の2人の男との奇妙な共同生活を通して心を解きほぐしていく姿を描く感動ストーリー。

2時間の映画なんですが特に意外性があるわけでもなく物語は淡々と進んでいきます。主要人物3人の心の葛藤などがもう少し深く描かれていたらもっと感情移入出来たと思うけど、表面上だけの描き方っぽく感じたので観終わった後にオススメって思えなかったです。
スローライフを満喫してるボビーとローソンの2人と同じような生活がしたいって思う人には、この映画のテンポがしっくりくるかな。仕事もせずに庭先に昼間から酒を煽りギター片手に歌をうたってるような生活です。

トラボルタ演じるボビーは著名な文学人の言葉を引用して他人の言葉で語りだすのですが、なんか軽くて気持ちがこもってないように感じてしまいました。

この映画ではスカーレット・ヨハンセンの評価が凄く高いのですが、個人的にはジョン・トラボルタが一番良かったです。
髪の毛が白髪で酒浸りでいかにも不健康そうなボビーを演じてました。ダンスシーンはさすがトラボルタって思えるぐらい巧いし、歌もメチャクチャ巧いです。
喜怒哀楽が目元だけで表現できる凄い人やって再認識しました。
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