彦次郎

地獄の謝肉祭の彦次郎のレビュー・感想・評価

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)
3.3
ベトナム帰還兵が部下からカニバリズムを感染させられた事で生じる悲劇を描いたホラー。人肉という事でグロテスクの極みみたいな絵面を想像しますが案外表現はそこまで過激でもありません。
人肉嗜好者に噛まれた人も同様な症状を示すという構造はゾンビそのもので脱走した部下がショッピングモールでひと暴れする構図も近しいものがあります。とはいえ徐々に症状が進行していく主人公(ジョン・サクソン)が一見好色そうでも隣家の美少女の太腿を性でなく食の対象として見てしまうような意外性もありました。
ふざけたタイトルが1番印象的でした。
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