犯人の真の目的に驚く映画。
赤いシャムネコを名乗るテロリストが微生物研究所を襲撃し、殺人バクテリアを盗んでいった。世間の注目がこの事件に向く中、鈴木次郎吉は怪盗キッドに挑戦状を叩きつける。世界最大級の飛行船にて怪盗キッドを待ち構える次郎吉や中森警部、コナンたち。だが、赤いシャムネコが船内に侵入したことで船内はパニックに陥り…。
バイオテロが目的だとミスリードさせ、真の目的を容易にやり遂げようとする犯人たちの計画にビックリ。コナン&キッドが船内にいたことが彼らの運の尽きではあるが、未知のウイルスの恐怖を最大限利用した計画には思わず感心してしまった。
せっかくキッド様が出てるのに、サポート役みたいな感じなのは残念だけど、コナンとキッドの掛け合いは面白かったし、キッド=新一?問題も良かった。佐藤刑事に工藤新一はキッドかと尋ねられた服部平次が意味不明みたいな顔してたけど、今作から14年たった『100万ドルの五稜星』でようやくその意味が分かったんだなぁ。