セブンス・コンチネントの作品情報・感想・評価

『セブンス・コンチネント』に投稿された感想・評価

何も起こらない、退屈な日々が、何もドラマがないまま終わる。何も起こらないことを予期できず見続けてしまうことに驚く。
退屈な日々は、なんの違和感もないまま消え去りうることを証明した作品。

キャラクタ…

>>続きを読む
牧史郎

牧史郎の感想・評価

4.0

めっちゃブレッソン!(何度言うんだ…笑)

でも!すごく新しい表現を切り拓いてる!

最初の作品にして最も何にも似てない新しさを持ってる気がする。というのは、これがハネケ作品の中でも一番謎が謎のまま…

>>続きを読む

素晴らしかった。
ニュースや取材記録を見て「知る」ことよりも、彼らのことをずっとよく眼差すことができた気がした。
背景を「知った」瞬間に、彼らの命は僕らの中で"情報"になる。
この作品は、その情報化…

>>続きを読む
ある中流家庭の日常を描いているが、中盤から不穏な雰囲気に。
何をきっかけにタガが外れてしまうのか。
それは他人からしたらほんのささいな事なのかもしれない。
nana

nanaの感想・評価

-

ミヒャエル・ハネケの監督デビュー作。

ただただ、淡々と映される日常描写。
それはラストに訪れる悲劇への少しずつ、でも確かな道のり。
ちょっとアケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン』も思い出しました。…

>>続きを読む

実家から夜帰ってきて娘がシリアル食べた後、寝る支度してって言ってるシーンとか何か怖かった。その後はまた豪華な食卓だったり、何かが歪んでいる。普通の日常からごく自然に壊れていく表現が凄い。

監督のイ…

>>続きを読む
霜月

霜月の感想・評価

4.0
私は最高に好き。引っ張られてしまう人は気を付けて視聴した方がいい。
あの狂気じみた儀式は信仰の遺産だ。神を失っても人は生きていける。だが神なき生には究極的価値もないということに気づいた人々はもう永くは生きられない。砂嵐を見つめたら最後、病は静かに内攻する。

このレビューはネタバレを含みます

物語は事象の羅列であり、点と点を繋げて線にするのは読者次第でありその作業を行う事で初めてその物語が読書自身のものになる。
という様な事を何処かで読んだのを思い出した。
しかし、この作業を行う事で人間…

>>続きを読む
マ

マの感想・評価

4.4
日常は常に、自動で蝕まれ続ける それに気づいても、それでもテレビを見ながら死ぬか...
>|

あなたにおすすめの記事