今まで観てきた映画の中で、最も難解で美しい作品。
登場人物一人一人の台詞が詩的で、行動は演技的。芸術性が異次元レベルでひたすら映像美に殴り続けられている感覚になる…。
地球に似た星〈銀球〉に降り立った宇宙飛行士達が生み出した新たな生命が成長し、文明を築き、信仰を生み出し、他の生物と争いをし…。
生命の成り立ちから発展していく途方もない過程や時間を、160分に濃縮して脳に注入されている感じで『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドになるかと思った笑
世界観が完成されすぎていて、めちゃくちゃ惹き込まれる✨
民族の衣装だったりシェルンという生物のおぞましさは魅力的すぎる!
浜辺のシーンが何度も映し出されるんだけど、初めは自然のままで何も無い美しい場所から、徐々に武器が捨てられて、最後には人間が串刺しにされ磔刑に処されてる様へと変貌していくのが、残酷だけど美しかった。
長くて難解な作品だからリピートするのは正直キツいけど、再チャレンジしてもっと理解を深めたい作品でした!