稀

シュガー・ラッシュの稀のレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
1.5
ビデオゲーム版トイストーリー。悪役に嫌気がさしてる大男ラルフがバグってる女の子と出会う話。擁護しようのない失敗作。
まずゲームセンターのゲーム同士がコンセントを介して交流することに無理がありすぎる。悪役はそれぞれのゲームで嫌われているという設定も浅はか。ザンギエフは悪役じゃないしクッッパは悪であることを恥じていない。解像度低いことするな。
周りから認められたくて他のゲームからメダルを盗んでくるという発想が意味不明。ラルフが本当に暴力的。根は優しいけど力が強すぎて意図せず物を壊してしまう、とかにしないと主人公として応援できない。他のキャラも自分本位で、人を殴って笑いを取るシーンには閉口した。子供向けでありながら子供に見せたくないと思った。
トイストーリーは本当は動かないおもちゃが動いていてほしいという願望をかなえた物語だったが、ビデオゲームの場合は自分で動かせるわけで、勝手に動かれると全員バグでしかない。
稀