自殺未遂をした友人に会いに行く。そもそも会いに行くべきだったのか？で議論するシーンがありましたが、自分は会いにいくことを選ぶかな。今回の感想はこの程度にとどまりなんだか寂しい気持ちになる。
映画でいうと市川準。漫画でいうとオノナツメ、魚喃キリコ、町田洋。なんとなくこのあたりを彷彿とさせ、ブルーグレーがかった映像をひたすら長回す演出が超個性な石川寛監督。前述した方々にも増して、鑑賞者に任せる濃度が高めなのが特徴で、観るタイミングの感受性で感想の量はだいぶ変わる。
多感な時期に観たらインパクトは絶大で、自分も「好きだ」なんかは学生時代に映画館で観ていまだに色んなシーンが記憶に残ってます。ここまで振り切ってる監督も珍しいから、また新作撮って欲しいなあ。
あとは、宮崎あおいさんを撮らせたら右に出る人はいないということを再実感。
