彦次郎

ロストサンクチュアリの彦次郎のレビュー・感想・評価

ロストサンクチュアリ(2013年製作の映画)
2.8
車に轢き殺された兄デヴォンの体に魂を蘇らせて犯人たちに復讐しようとするイーサンと巻き込まれる女性カウンセラーと婚約者の保安官を描いた学園ホラー。
首切断などのグロイ場面もありますがゴア要素は少なめとなっております。
6人の犠牲と6日間で蘇生可能ながらもゾンビ化するという迷惑な術をほどこす婆が悪なのか、動機はともかく関係ない人間を巻き込んでも事をなそうとするイーサンが悪なのか…と考えさせられますがイーサンにも暴力をふるい、嫉妬でデヴォンを轢き殺し事故で処理し仲間を脅迫、いざとなると父親に丸投げしようとするブランドンの悪辣さ及び不愉快さが突出しており、どうでもよくなりました。
それよりも『グリーンマイル』のマイケル・クラーク・ダンカンが主役のように見えるジャケットのほうに悪意を感じなくもありません。ちなみに本作は氏の遺作となっていますが呆気ない退場にも涙です。
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