(別媒体から感想を転記)
2024/05/11
私のバイブル『親密さ』との共通点が多くて嬉しい。染谷将太は古川琴音に、河井青葉はライアン・ゴズリングに似てることに気づく。この世には有象無象のスクー…
〖人間ドラマ〗
映画作家・濱口竜介監督が、構想途中の長編映画「FLOODS」の前日譚として撮りあげた中編ドラマらしい⁉️
構想途中とあるが…まだ無いので、ある意味本当に意味不明と言わざるを得ない作品…
互いの肌の数センチ外側を触れるダンス
全体を通してわからないけど、あのダンスが目指していたところは、分からないでもなかった。
非言語のやりとりと比して、喫茶店でのふたりの会話は、演技なのか演技では…
父を亡くした少年、血の繋がらない兄、ポリプテルス、コンテンポラリーダンス、親友の彼女の死体、肌。
人の心は裸の状態で居続けると外界との衝突で擦り減ってしまうから、透明の膜を張っていて、心が通じ合っ…
黒沢清監督の『CURE』を感じた。短絡的な発想だと思っていたが、よくよく思い出してみると黒沢清監督と濱口竜介監督はいわば師弟関係で、あながちこの見え方は間違っていないかも。人が死んでいる描写の怖さも…
>>続きを読む未完の作品「FLOOD」の序章(60分程度)。
正直この時点では何をしたいのかよく分からない。(所々、要素が散りばめられていたが)
脚本も濱口竜介でないし、この作品の制作背景が分からないことには何と…
濱口脚本じゃない濱口作品は見なくてもいいかも…となった。女の描き方に難がありすぎる。またハッピーアワーみたくなってきた…
宿題で課される互いへのインタビューがドキュメンタリー。最後のコンテンポラリ…
作品の面白さと気持ちの悪さが混在していた、何とも不思議な映画だった。中編だったから観れたけど、長編だったらキツかったかもしれない。濱口竜介が今まで描いてきた(これからも描いていく)「言語と身体性」と…
>>続きを読む濱口作品の哲学が身体的な表現に昇華されていて凄い。
濱口作品は常に他者とは究極的には理解不可能な存在であるという前提のもとにつくられていて、そのことを身体的な接触に準えて本作は描いているようだった…
理屈として意味のわからないところは多々あるのだが、私はこれ単体でもかなり良かったと思う。滞留した欲求を暴発させないためにコミュニケーションが存在している。言葉を交わす、目を合わす、写真を撮る、身体に…
>>続きを読む©LOAD SHOW,fictive