メモ魔

パディントンのメモ魔のレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.8
パディントン

まず最初に笑ったのが、パディントンのサムネ。
こんな可愛い熊さんなのに13+暴力の分類になってたこと笑
どんな映画なんこれ笑

一言で言うと、
親が守るべきは子供の安全でなく、子供の好奇心だ。
そんな映画だったと自分は思う。

以下各シーン面白かった所
・お父さんがめちゃくちゃファンキーだったのに、子供が生まれてから急に丸くなっちゃった所笑
自分が生まれてから20余年、積み上げてきた個性ってのを子供が生まれた事をきっかけに曲げ切ることが出来てしまう。親になるってすごい事だなって思う。子供を思う親の気持ちって物の大きさを知りたくなった。

このシーンも良かった
・【私は言うことを聞かない奴がいたら体を切り刻むの。まずは鼻毛から、、ァァァアアア‼︎】
の下りおもろくて好き笑
体切り刻むって言うからどんだけ酷いこと始まるんかと思ったらまず鼻毛からかい笑
んでもってそんなやられる方も悲鳴あげなくていいだろ笑

・お父さんがパディントンの為に命を張ったシーン。
子供のためにリスクを回避し続けてきたお父さんなのに、自分のリスクは顧みない姿がかっこいい

このシーンは泣けたし笑えた
・【パディントンを連れて行くなら、!
家族全員を連れて行け!!!】
【じゃあそうするわ。人間の標本は初めてだけど。】
【いや、全員っていうのはそう言う意味じゃなくて、、】
のお父さんのノリ好きすぎる笑

最後のお父さんと息子のシーンも良かった。今までのお父さんだったら、危険な遊びは息子に一切させなかったが、パディントンが家に来てから変わったんだな。親が守るべきなのは息子の安全でなく、息子の好奇心であることに気付いたんだ。
【当然だろ、
このロケットを空に飛ばすには、必ずニトログリセリンがいる!!】
のお父さんの変容の仕方が急激すぎて好き笑

総評
面白かった。内容の濃さ(ここで言う濃さってのは、人生の学びがこの映画にあるか否かと言う点)で言えば名だたる名作には劣る物の、家族のあるべき形や親が守るべきもの、そして子供達が成長過程で抱く対人関係の葛藤。これを1時間半でうまくまとめている。家族で見る映画としては間違いなく一級品である。
コメディなシーンも多いことから、小さい子供でも一緒に見れて良い。
こういう平和な作品で土日を過ごせる環境も悪く無いと思った。
3.8点
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