マダム・イン・ニューヨークのcalanqueのネタバレレビュー・内容・結末

面白かったです。
でも、マダムの逆襲である最後のスピーチの内容が手厳しいを通り越してちょっと怖いかな…。
しかしまぁ、わりと本気で娘と夫が不愉快だったので「もっと言ったれ！」という気持にもなりましたが。

マダムは美しくて、聡明で、魅力的な人物でした。そして保守的に見えるけれど実はとても進歩的な女性…というのが良かった。
思春期の娘の行動を制限したりしないし、ゲイを馬鹿にしたクラスメイトをさりげなく諭したり。でもこれって進歩的っていうのではなく、ごく当たり前の優しさや寛容さなのかな、とも思う。
ごく当たり前の事ほど難しいものはないのかもしれませんけど。

マダムがNYのカフェでヘマしちゃう場面は心が痛くなった…。まぁ世知辛い世の中ですけど、優しい人も必ずどこかにいるものですよね。ローランや、飛行機の隣席にいた紳士や、地下鉄の駅員さんとか。

それから、最後に…ラドゥが美味しそう。