史実、創作、民族自決のHistoryでもある旧約聖書にちなんだ歴史スペクタル。聖書に関心や深いゆかりのある人以外は、映画が長く退屈に感じるかもしれない。淡々とストーリーが進み、大げさな場面展開を次々に放り込むような話ではないので、ラスト40分くらいまではうつらうつらしそうになる。リドスコ監督の意思や執念はわかるのだが、ちょっとメジャーうけはしないだろう。
ラムセスとモーゼという兄弟の確執をどうしても描きたかったのか。
亡き弟トニスコへのメッセージは心に沁みる。
役者バカ、ジョエル・エドガートンのラムセス役をあまり生かし切れていなかった。