このレビューはネタバレを含みます
🖋️【ランティモス好きは必見か???】
ランティモス監督を中心とした
ギリシャの映画監督たちによるムーブメント
“ギリシャの奇妙な波” の中の一本。
2013年ベネチア国際映画祭では
銀獅子賞と最優秀男優賞を受賞しています。
いやぁ、ギリシャ映画はダンスが特徴なのかな?
こちらでもダンスシーンが印象的でしたが、
それはさて置き……
家族揃って楽しい誕生日会の最中、
誕生日を迎えたアンゲリキがニコっと微笑み、
窓から飛び降りるというショッキングなシーンから始まる『ミス・バイオレンス』
悲しみのどん底から立ち上がる家族の物語なのか?
それとも…アンゲリキの死の真相にせまる緊迫した物語なのか?
どっちなの⁈⁈と思いながら鑑賞していましたが、徐々に家族構成に疑問が生まれ、何とも言えない気持ち悪さが襲ってきました😱
アンゲリキの母はエレニ、
エレニには他に3人の子どもがいて更に妊娠中、
しかも5人の子どもの父親は誰かわからない。アンゲリキの死で、一家に福祉局の調査が入ったときも仮の父親を設定。
う〜ん。どういう事???
私は高圧的な態度をとる祖父に
100%疑惑の目を持った👀⚠️
父親代わりでもある祖父は家でもスーツ姿。
そこら辺は『PITY ある不幸な男』を思い出した、ちなみにこれもギリシャ映画。
話はそれましたが、この祖父が極悪非道で、とんでもないことを孫たちにさせていた!
実際のところ、本当に孫なのかもわかりません🤯アンゲリキの死の原因もこれ。
(祖父よ、11歳はまだ子どもだよ)
ここから先はご想像にお任せしますが(えっ?)
皆さんが思っている内容ではないと思います。
私的には『籠の中の乙女』に…近いかなぁ。
家族全員が祖父に従うところ、特に一家の秘密が明かされるシーンに思わず絶句🥶
レビューしようか迷うほど、救いようのない映画なんですけど、最後は一応スカっとしたので投稿です😄
日本未公開、今のところ配信はJAIHOのみ。
という事で、色々な映画がありますね。勉強になります。