いわゆる殺人系の映画なのかと思っていたら全く違った。いい意味で裏切られた。
殺人事件を軸に、3つのストーリーが並行して進んでいく。
ただ、映画の趣旨は事件と別なところにあって、事件はそれを伝えるための道具。
切り替わりのタイミングが絶妙で、飽きもしないし、分かりずらくもない。
次に何が起こるのか、犯人が誰なのか、前のめりになって見てしまった。
信じていると思っていても、それは100パーセントではなく、どこかに数パーセントの疑いの心が隠れている。
そしてそれらは、容易に逆転する。
真に人を信じることができたら、本当の幸せなんだと思う。
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