役所手続きってなんでこんなに面倒なんだ?と苛立っておきながら、自分が働く会社もおんなじくらい無駄な手続きばっかりで、でも自分の仕事がその一翼を担ったり。そんなことありますよね。
日本って意思決定プロセスが個人じゃなく組織に委ねられている性質がとても強いが故なんだろうけど、それってフィクションでもノンフィクションでも結構否定されがちな概念だったりする。
でもこの映画はそこをけっこう肯定する。付け替え可能なリーダーが組織の力で世界を救う。大多数の日本人が日々の生活で感じる「歯車感」というジレンマを肯定している。庵野監督がそれを言うのかーと凡人に涙を誘う。
そして、単純にエンタメとしてめっっっっちゃ面白い。