たわーりんぐいんふぇるの

尚衣院 サンイウォンのたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

尚衣院 サンイウォン(2014年製作の映画)
4.0
タイトルの「尚衣院」は王室の衣服を作る部署のことで、新旧デザイナーの美をかけた対決を描く、絢爛豪華な宮廷歴史ドラマです。最後は悲しいですが。

韓国時代劇で、ここまで衣装に焦点を当て、美しく描いた作品もなかなかないと思います。
王妃(パク・シネ)が天才仕立師ゴンジン(コ・ス)によって初めて仕立てもらったシーンや、コミカルなシーンもあります。
私のお気に入りは何と言っても、この入場シーンです。
構図が美しく、荘厳なバックサウンドは弦楽器から始まり、次第に木管へと引き継がれ、流れるような家臣たちの礼は優雅で、格式の高さを感じます。
R.ワグナー / エルザの大聖堂への行列みたいで、何度も見てます。

このドレスのような美しいシーンは、ドルソク(ハン・ソッキュ)の敗北を象徴するシーンでもあります。
ぶかぶかの着物を着ているおちゃめなマ・ドンソクも見れますヨ。