栗林55

君が描く光/ケチュンばあちゃんの栗林55のレビュー・感想・評価

4.8
【文字では伝えきれない、深い家族愛を観てほしい!!!】
「お前は私の孫なんだよ」

take (Li) A chance!
ー当たって砕けろ!ー
あちゃん!どうしてくれるのさ!

この映画、電車で観たんですよ。それはもう、先週の話😅
Filmarks4点台を移動中見るのはちょっともったいない気もしたんですが、同時鑑賞に間に合うためにっていうのと、Mark数もそれほど多くないし、仕方ないか〜と納得させて。それも、期間限定で上映してた『ソウルフルワールド』をその日観に行きたかったので、途中で止めることになっちゃうけど…まぁそれも仕方ない、と思って鑑賞。

前半は、微笑ましさもありながら、予想外の展開にえ?って感じ。面白いけどこの感じで4点は超えるかなぁ〜?と期待値は上がりながら、一時停止して大学へ。
ねむーーだるーーつまんなーーと思いながらなんとか一日こなし、(ここはノータッチ)
終わって駅までダッシュ、続きを再生。

そしたらね、割とすぐにホロっと涙が。
いや〜あぶねぇあぶねぇと思いながら続き観てると…
ホロホロホロ…
ボロボロボロボロ…
グチュグチュ…
…ぼふぉおっ…うひぃっ…
ぶちゅぐぢゅ…ずびびびび…
おふぇっ…ぐぅぅぅぅぅ…

おーい、今は電車の中よー?って理性が声をかけに来たんやけど、
感性が丁重に追い返してくれたおかげで、
いよいよ見事に羞恥心が木っ端微塵。
電車と大嗚咽と私。

もー!どうしてくれるのさ!!

※そして時系列的には、この翌日、クリリン熱出します🤒
どうしてくれるのさ!
(そりゃ知らんがな🙇‍♂️)


長々とすんません、本題へ。

といきたいとこなんですが、これは、とにかく観てください!
僕なんかがレビューしたところでたかが知れてますわ😉



情報量過多でもなく、間を取りすぎてるわけでもなく、
全てがちょうど良く、かつ、涙腺刺激メーターだけは振り切れている、感動必至の大傑作✨


ストーリーは、想像してたものよりちょっと驚きの展開。
フィルマークスにあらすじが載っていないので、いつもは書かないあらすじを頑張ってみる。

自然豊かなチェジュ島で、
海人さんのケチュンと孫のヘジが、それはそれは幸せそうに、一緒に暮らしていました。どうして二人暮らしなのかな?
ある日、二人が市場で買い物していると、はぐれてしまいます。
物語は12年後に移り、ケチュンのもとに、なんとヘジが帰ってきます!大喜びなケチュンの一方で、現実を受け止めきれないのか、なにやら浮かない様子のヘジ。12年のブランクは大きいのでしょうか?
ケチュンとヘジの、チェジュ島での暮らしが再び始まるのですが…

この後、伏線というほどでもないんかもしれんけど、ストーリーのあちこちに置かれている要素が、ストーリーが進むにつれて意味をなしていき、見応えのある展開がしっかり用意されています!


登場人物は必要最低限な気がする!お見事!
複雑すぎず、物足りなくもない!

ケチュン役のユン・ヨジョンさん。
ヘジを見失って必死なケチュンおばあちゃん。連絡が来てソワソワしっぱなしのおばあちゃん。
ヘジへの絶対的な愛で笑い、怒り、泣く。強く頼りになるおばあちゃん。何もかもヘジのため、ヘジを守り、ヘジを信じる……
脆さを覆い隠す愛の強さ…すんばらしい俳優さんです👏✨

ちっちゃいヘジが、まぁ〜なんとも超絶キュート🩷
そこから、12年後のヘジ役はキム・ゴウンさん。何か抱え込んでる様子がお見事!シリアスになりすぎず、ナチュラルな演技に見えて、難しい役どころやったと思いますが素晴らしい‼︎👏✨


そして映像美ね!
クリリンみたいに芸術センスゼロでも、海や田舎感溢れるチェジュ島の自然に、光に満ちた素敵な絵は、観たらわかる美しいやつやん!✨

ヘジの描いた、光の絵は号泣😭
見せ方が上手い!単純に絵を見せるわけじゃなく、絵を見た人がどんな感情になるのか。これこそが芸術なのでは。
おばあちゃんの泣き顔は泣くしかない😭😭
おばあちゃんの子守唄をまた聴きに来よう😭


実は、この前あちゃんと観た作品と、そっくりなサプライズ性があるのですが、それがフォーカスされすぎるわけじゃないのが良い!
前半はそれこそ、この点が強まっていきそうで、期待値もやや下がりかけてたんやけど、後半は僕が求めてた、何もかもを包み込む、どでかい愛。
終盤は本当にずっと😭😭😭



⚠️それも含めて、こっからネタバレありで書きまっせぇ!
病み上がりの面影なんか残しまへん!
(↑これが面影やろ…)
さっき約束したんだから、ちゃんと作品を観た後でしっかり読んでほしいんだぞ♡
(↑なんか悪化してるぞ…)









近所の船を出すケチュンの甥ソッコと海人さん仲間の嫁さん。美術の先生、同級生男子、不動産のにいちゃん。
再度ですが、キャラクターたちが見事✨

変な恋愛要素がなくてめっちゃよかった👌
先生も必要以上に絡まずに絵のことだけ👌
人の良いソッコが「勝手にしろ!」と言ってすぐ戻ってくるところ…たまらん😭

クソ野郎の父親に対しては、ほんのちょっとしかシーンがないけど、怒りが爆発しそうに😠でも、今作は、そこまでをフリにして怒りの展開へ持っていくパターンではなく、とにかく愛がテーマであるのがブレていない👍

詐欺グループまがいのクソ男2人組も捕まってくれてスカッとするし!

ま、とにかく2人の主演俳優が、とにかく素晴らしかった!!


🚨ストーリーもゴリゴリネタバレで、さっきの続きやけど…




ヘジが見つかって嬉しいんやけど、身体は少しずつ衰え始めるケチュン。今まで気力で生きてきたのが語らずともわかる。安心感で、フワッとなるんだな…

ヘジが、公衆電話から仲間に電話するシーンで、くはぁ〰︎😫

ヘジは誰にも秘密を打ち明けることができず、どんどん追い込まれていく。
中盤、絵をきっかけに、ヘジがケチュンの愛を受け入れようと決心してから、二人の素敵な時間が😌✨
でも同時に、もう何かが壊れそうな気がぷんぷんするんだよぉ🫣

日焼け止めを塗る……🥹🥹

ケチュンが慣れないタバコを吸いながら…
「辛い人生に疲れ果てても味方が1人いれば生きていけるもんだ。私が味方になるから思い通りに生きな。ばあちゃんがなんでもしてやる」
………号泣😭😭😭
これぞ愛。絶対的な愛。

それなのに…

ヘジへの愛だけで生きているケチュンにとって、この真相は受け入れることなんてできない……あまりにも辛いブーメラン😭😭

何かがプツンと切れ…ここから廃人のような認知症に…
幻覚を見るのとか、虚なおばあちゃんの微笑みが辛すぎる🥺🥺

ヘジが市場でケチュンを探す。13年前と立場が逆転して、リンク🔗✨
もう、言葉にはできない感動🥹

ケチュンが、ヘジに残したメッセージ📻🥺
全てをわかっている…もはやダンブルドアなんよ。

正直、ほんまにヘジ?っていうのは、割と早めに気づかざるを得ないところはあったよね🤔12年後、ヘジが帰ってきたときに今までどうしていたのか市役所で説明を聞くところで若干ん?と詰まったり、なんで同級生が通報できたのかわかんなかったり、ちっさい違和感もちょいちょいあったけど、
やけど、そこをつっこむような隙間を見せない、でっかい愛なんだなぁ☺️

最後、イヤミやった不動産の奴が家の修理を手伝いに来るところ。ああいうの、好きすぎるのよね。自動涙製造機🥲

終盤、ウンジュは認知症になったケチュンおばあちゃんの世話。これがまた蛇足にならず、素晴らしく素晴らしいパートだった😭😭😭

絵の具を塗る…😭😭🔗

ウンジュと別れたケチュンおばあちゃんは
最後の最後で、ヘジとの再開……😭😭😭😭😭

エンドロールまで泣かせるか…😭😭



結論!
Filmarksの4点台は本当に信頼できる!
『ソウルフルワールド』は間に合わねぇ!



💌→→→あちゃん
きっかけをくれて、ありがとおおおおお😭
ほんで、心配してくれてありがとおおおおお😭



「海と空、どっちが広い?」
栗林55

栗林55