Nyayoi

最初に父が殺されたのNyayoiのレビュー・感想・評価

最初に父が殺された(2017年製作の映画)
3.9
アンジェリーナ・ジョリーの監督作品なんだ。なかなかキツい戦争映画。

クメール・ルージュ時代、カンボジア人の当時5歳だった少女ルオンの目で描かれている。子供の視点が揺らいでリアルに伝わってくる。

幸せな家族の生活が一変してしまった歴史。原始共産制という極左の体制が始ま流。
革命とは全てが変わってしまうこと。知識人だと知れると殺されるから身分を隠し自給自足の生活を強いられる。
父が殺され、命の危険を感じた母は、子供たちを別々に逃す。黙って従っていたルオン、賢く機敏と見抜かれ、クメール・ルージュに囚われ兵士としての教育を受ける。

クメール・ルージュ支配下で、処刑、飢え、強制労働により人口の約1/4が命を落とした。ポルポトの大虐殺は歴史で学んだ程度の知識ではずかしい。
かなり厳しい歴史の史実。知っておくべきことと思った。
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