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希望のかなたのDのレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
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「ル・アーヴルの靴みがき」に続く難民3部作の2作目。

ヘルシンキを舞台に、生き別れた妹を探す難民問題を扱った人間ドラマ。

アキ・カウリスマキ作品の中では毛色の違う社会派作品のため、ビターテイスト、シリアス路線になっており、かなり殺伐とした印象。

これまで社会の底辺に生きる労働者などの中にある良心などにスポットを当てた作品群が多かったものの、本作では内戦・戦争の影響による、ヨーロッパの不寛容・非寛容な社会への主張がみられる異色作。

ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)。

【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume
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