残酷で不気味だけど、ちょっと可笑しみもある不思議な映画でした。
でも個人的に、悲しくてやりきれない気持ちになりました。
何の罪もないホームレスが濡れ衣を着せられる。
貧困にあえぐ人がいる一方、相当な額の賄賂を当然のように受け取る大学教授もいる。しかも賄賂の額は、長年勤めたいち女性会社員の退職金とほぼ同額…。
社会批判を詰め込んでいますが、とっ散らかる事もなく、しっかりメッセージが伝わってきたので、この監督はやっぱりさすがだな…と思った。
「母なる証明」より衝撃度は低いけど、人をやりきれない気持ちにさせるのが上手いですね…。
あとは、なんと言ってもペ・ドゥナの可愛さ！
黄色が似合う女優No.1はフェイ・ウォンだと思ってたんですけどね。
今のところ、ペ・ドゥナも同率一位です。
