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コーヒーが冷めないうちにのyotsubato12のレビュー・感想・評価

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
3.5
ハンドメイドの作業しながら片手間で観たからか、『死』が関わる過去に戻る話しだからか、あんまり好きな内容じゃなくて段々段々シラケる私。
『死』をテーマにしたどうしても変えられない感情、思いを整理するためのタイムスリップもの。って嫌いなのよ。
ファンタジーってわかってるよ。でもドラマや映画の醍醐味って「自分だったら?」って置き換えて『もしも?』を考えるのが楽しいのに、
死者(身内)には会えないよ。過去には戻れない。何十年と望んだってそんな世界はこなくて、悲しみに暮れながらも必死に生きてる間に「何を伝えたかったのか。」「もし会えたら何がしたい?」なんてことは薄れて忘れていくのが人間で、どんなに悲しくても辛くても何十年も生きてればその間に大切なものが少しずつ増えて守らなきゃいけない人、存在が現れるのが人生。

だからエンディングまで☆3いかないな。こりゃ。って思った。
でもエンディングでおやおや?と様子が変わったわ。『となりのトトロ』方式のやつだった。
未来ちゃんの存在が可愛いったらないね。良き未来がこの先あってちゃんとループもしてて、かずちゃんも前向きになってるエンディングにほっこり。

あぁ、なる程ね。となりました。
エンディング最後まで観なかったら☆2だったかも😅
エンディングで+1.5上がったよ。

明るくハツラツで天真爛漫な未来ちゃんは愛情たっぷりの両親の中で幸せに育ってる。そんな姿をエンドロールの端っこの小さな枠の中でちゃんと演じた『未来ちゃん』(子役)の存在はかなり重要だし大事な役だったと思う。
『2人の選択は間違ってなかった』と感じさせてくれる存在『未来ちゃん』を見事に演じた子役さんに称賛をおくりたい。
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