彦次郎

マガディーラ 勇者転生の彦次郎のレビュー・感想・評価

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)
3.9
伝説の戦士バイラヴァと王女ミトラヴィンダそして彼女に横恋慕する軍司令官ラナデーヴが輪廻転生する愛と復讐のスペクタルアクションドラマ!
時を超えてバイラヴァがバイクレーサーのハルシャ、ミトラヴィンダが女子大生インドゥ、ラナデーヴはインドゥの従兄ラグヴィールという金持ちとなっており現代パートから過去編に移りそして現代に戻るという分かりやすい構成になっています。運命的な出会いとか陳腐な言葉ではなく過去編で明かされる壮絶極まる死闘と命がけの恋は説得力がありました。過去編だけでも話として十分に成り立つのですが視聴後の爽快感を大切にすべくこのような構成にした監督に感謝です。
ワールドワイドな広がりではなく時間軸で深みをもたせるというところでキャラクターの性格も前世とリンクしており決着のつけかたも納得がいくようになっているのが良かったです。主演のラーム・チャラン(超イケメン)のアクションとダンスに目がいきがちですが、何よりもキャラ付けにブレがなくラナデーヴ&ラグヴィールが時を超えても徹底して悪党であるところが素晴らしかったです。
今までのシリアスさを吹き飛ばすラストも含めて痛快な一品。
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