このレビューはネタバレを含みます
巷で言われている「いい歳したオッサンの妄想」的なことは感じなかった。よかった。
そばにいれなくても(死んだとしても)大切な人を支える何者かにはなれる、というポジティブなメッセージが一番伝えたいことでよい主題。
ただ脚本の行間のなさが気になった。
結果解釈の余白が少なく、さらに自然体な演技演出なのにやたらと台詞が詳細なため、そんなことないはずなのに演技が下手に見えた。
行間が岩井作品のいちばん美味しいところなので、それが少なくすこし寂しかったけど、やっぱり最高レベルで映像は綺麗だし、素敵な作品なのは間違いない。森七菜かわいいし。