momoka

グリーンブックのmomokaのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

好きなシーン
・フライドチキンたべるところ
・ラブレター書くところ(外のベンチ)
・トニーに正式にスカウトしたいって伝えるところ(行かないでってお願いしてるところ)
・雨の中で車の外で言い争いするところ(はじめて本音を人に打ち明けたんだろうなってシーン)


ジャングルの王のようだった。って揶揄が言い得て妙。ちょっと好き。
(溢れる気品やどの立場にも属せない孤独さを表現してる気がする)

最後のバーで弾く曲がショパンなの好き。
(場に合わない曲をあえて弾いてるのと、クラッシックを専門にしてきた誇りを持ってる感じがする)


黄色の背景が印象的だった。
シャーリーの部屋の第一印象、ホテルロビーの花、ホールから溢れる光、レストランの窓の外の景色、ラブレターを描く時のドクの服、トニーがイタリア系の友人に会いに行く前のホテルの内廊下、私の弾くショパンは私だけだのシーンの部屋の壁紙とソファー、イブの帰り道に雪の中でパトカーに止められたシーン、など。

南アメリカのBLM問題やLGBTのマイノリティなど生きづらさを抱えるシャーリー。それもあって、トニーを正式に雇いたいって引き留めるシーンはグッときた。最後のレストランでは、君が言うなら演奏する。って台詞もトニーへの信頼が伝わってくる。

凸凹コンビのロードムービーの雰囲気に、音楽の要素が入ってすごく好きな作品だった。
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