Ryan

安市城 グレート・バトルのRyanのレビュー・感想・評価

安市城 グレート・バトル(2017年製作の映画)
2.7
もう一つのレッドクリフ


ストーリー
20万を超える兵を率いて高句麗に侵攻してきた唐の軍勢。安市城の城主ヤン・マンチュンは城と民を守るべく、たった5千人の兵で立ち向かう。


主演 チョ・インソン



「ザ・キング」よりは今作のチョインソンの方がかっこいい。
全体的に全部どこかで見たことあるような内容。その割にキャラクターの心情の変化や心の葛藤などが乏しい。
これならレッドクリフを観れば良い。

この尺の長さで歴史ものとしては非常に人物を描くのが下手。内容も三国志の呂布vs夏侯惇の様な内容で、全部どこかで見たことある。
実話をベースにしてはいるが、歴史を見ると重要なポイントは「安市城」の後に起きる出来事の方がとても大事で面白いはず。4度の防衛、唐の大敗、内部崩壊、その他色々な要因があってのラストのあのテロップに繋がるわけだが、あの終わり方では伝わらない。

確かにアクションは見事であるが、やはりもっと描くべきは城主や大将などの"人間性"をいかに見せるかが面白さだと思ってしまう。

チョインソンの演技が問題なのか物語が問題なのかわからないが、伝説の武将には見えなかった。
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