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私、オルガ・ヘプナロヴァーのごーのレビュー・感想・評価

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1973年(ちょうど50年前か)にチェコで実際に起きた事件の犯人で、チェコスロバキアで最後に死刑執行された女性、オルガ。レオンのマチルダに似た髪型と目つきだった。
雨なのに洗濯物を干し出したのが可笑しかった。あれ何か意味あったのかな?
途中出てくる車がシュコダでチェコ感出てた。
道路や家屋の事情を見ると、時代が違うとは言え今の日本の環境はとても良いものだと思わされた。
家族との関係が良くなく、精神を病んでおり、サイコパスだと自覚しているオルガ。Wikipediaによるとアスペルガー症候群の症状もあったようで、原因は先天的なものと後天的なもの、いずれもあった模様。
世間のあらゆるものに不満を持ってる辺り、「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンに似てるな、と思った。
裁判でオルガが言った「私と同じ人間が2度と現れないように」ていう考えはすごく重要で、このような重大事件の裁判では経緯や原因をできるだけ明らかにすべきだし、その結果は社会に反映されるべきだし、教育上重要なことなんかは十分周知されるべき。ただまあその結果が今の規制だらけコンプラ縛りだらけの世の中なのかな、と思うところもあるけれども、、、。
オルガが収監中、多重人格の様に振る舞うところと、最後はオルガの家族が食事を摂るシーンだったんだけど、その辺りが史実通りだったのか気になった。日本の重大犯罪では犯人のご家族は、その後不幸な人生となることが多いようなので。
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