80年代の大ヒット作「ゴーストバスターズ」シリーズの続編。
フィービーと一家は、田舎町にある祖父が遺した屋敷に引っ越す。その街では原因不明の地震が頻発していた。フィービーは屋敷の地下に隠された祖父の研究室で、ゴーストを捕獲する装置を発見する。
ゴーストバスターズは、1984年に第1作目が公開されたコメディとアクション、そしてホラーを融合させた映画
クラシックな『ゴーストバスターズ』の場面と、新世代が楽しめるような新鮮でユニークなひねりのある展開がミックスされています。
フィービーを演じたマッケナ・グレイス、とても魅力的でした！ オタクっぽいけど勇敢で前向きな、パワフルな少女を見事に表現しています。
本作のドラマの核になるのは、おじいさんのことをまったく知らされないまま育ったフィービーが、おじいさんの本当の姿に気づいていく過程。その中で、フィービーの母キャシーは、父親に見捨てられたという思いをずっと抱いてきています。
フィービーがおじいさんの本当の姿に気づいていくことで、キャシーは父親の本当の思いに気づき、傷が癒されていく。３世代の心の変遷を自然に描き出していくのが実に巧み。
「亡くなった人への惜別の思い」という誰しもが共感できる感情。
「生きているうちに、もっと理解していればよかった…」という思い。
それは映画の中だけじゃなく普遍的な感情で、本作を単なるコメディにとどまらない、深さを感じさせるものにしていると思います。
