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城砦のlemmonのレビュー・感想・評価

城砦(1938年製作の映画)
3.8
医療の世界にメスを入れた傑作ドラマ。
映画の出来としては詰め込んだ感はあるが、物語が強い、これ。感動してしまった。


主人公演じるロバートドーナットは私生活では喘息持ちで苦しんでいたようだが、本作では心配なるくらいガリガリで、それも相まって本作の主人公に合ってた。真面目、信念、神経質、プライド、人間の良いとこも悪いとこも体現。

まだ医療資格があやふやだった部分がある時代がゆえの物語でもあり、とても興味深かった。
資格有りの権力者で、ゴルフ三昧の医者って、、、
冒頭の水が汚れてる、なら、、、
物語をわかりやすく伝えてくれる。


主人公を支えるヒロインはロザリンドラッセル。先日観た「女性たち」で心を鷲掴みにされたが、さすがにここでは献身的な妻を大人しく(当たり前か😊)演じる。

映画としての面白さはもう一歩なんだが、物語がこの時代としても他に見たことはないので踏み込んでいて評価されたのかもしれない。
先生と崇められる存在。踏み込むには勇気が入りそうだ。たたけば埃はでるか。
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