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ガリーボーイのcalanqueのレビュー・感想・評価

ガリーボーイ(2018年製作の映画)
2.5
「きっと、うまくいく」と同じく、いとうせいこうが裏方仕事(字幕監修)している作品なので期待大でしたが、ちょっと今ひとつでした…。
劇場公開された当時、日本のトレンドメーカー・みうらじゅんからイラストまで進呈されていたようです。

インド映画にも色々あるという事は分かるのですが、もっとストーリーにメリハリが欲しかったです。
ライバルキャラの出現とか、切磋琢磨する様子とか、そういうのをもっと見たかったかなぁ。あと、私がラップの魅力を分かっていないので、これ一体何が凄いの?と思ってしまう事がダメなんでしょうね。

主人公含め、キャラクターにもあまり魅力を感じず…。
特に主人公の彼女サフィナはドン引きレベルです。凶暴過ぎるし、性格も悪い…。
「R R R」でシータを演じたアーリアー・バットは可愛いのに…。

一番印象に残ったのは、スラムの風景と、主人公の家に欧米人の観光客が来たシーンでしょうか。
物見遊山で他人の家にズカズカ入り込むってちょっと考えられないけど…。
2018年の映画ですが、こんな事が実際に行われているんですかね。

世界は広いのに、自分はほんの一部分しか知らずに生きてるんだなぁとしみじみ思いました。
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