ルーク大佐

ロー・タイドのルーク大佐のレビュー・感想・評価

ロー・タイド(2019年製作の映画)
3.6
物事が好調に進むときはいいのだが、一歩引き潮(low tide)状態になると、事態は悪い方向に転がっていく。

A24プロデュース映画で、少年4人が織りなす夏の日の忘れられない体験を綴った話だ。

兄ちゃんの顔を最近見た映画で見かけたと思って調べて見たら『アリータ』の青年だった。次いで、賢い弟役は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『ハリガン氏の電話』で好演の青年ね。

本作でもふたりとも10代ならではの残酷さと不安定な感情をあわせもった役柄だが、緊張感を保ちながら演じていた。

4人の若者の夏の日の体験といえば、どうしても『スタンドバイミー』と比べたくなる話ではある。こっちは段々と情勢が沈んでいく流れであるもの、きっちりうまくまとめていた。
もうちょい音楽センスがあれば、話題にのぼったのじゃないかな。
ルーク大佐

ルーク大佐