彦次郎

ガネーシャ マスター・オブ・ジャングルの彦次郎のレビュー・感想・評価

3.6
母の十回忌のため帰省した獣医ラージが象牙密輸業者とバトルするインドアクション。確執のある親子、相棒の幼馴染といったテンプレート(前振りではある)はありがちですが象と仲良しというのがユニーク。アクションだけの殺伐さでないのが良いです。
ガネーシャが象面の神様ということもあるでしょうがタイトルとしても筋が通っています。
話はベタですがインド映画では珍しくダンスが少なく割とコンパクトな印象。これは監督がチャック・ラッセル(『スコーピオンキング』の監督)というインド人でないのもあるかもしれません。
ラージ演じるヴィドゥユト・ジャームワールの肉体美と爽やかな笑顔が素敵ですがそれよりもカラリパヤットとなる聞きなれない武術名(インドの古武術でヨガを取り入れているとか)を使ったアクションが印象的でした。

ここからは余談。とある飲み屋さんで店主からお客さんを紹介されました。その方がインド映画礼賛をしていて今作の名前が出てきました。既に鑑賞済みだったため感想を述べるとその方が喜んで下さり場が盛り下がらずにすんだということで個人的に感謝したい作品です。
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