nico

リチャード・ジュエルのnicoのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
5.0
なんでこんなに3.5とか3.8とかの評価をつけたがるのかわからない
とにかくこの映画にやたら評価したくないというか事実を映画に起こす取り組みとして制作者や役者はいい仕事をしてると心から思います。
細部に渡って伝わります。
逆にそんな人が5とかつける作品がサムロックウェルが演じた弁護士だったらどういうか想像ができる


映画は娯楽だけのために存在価値があるわけじゃない
事実を映画に起こす時の難しさや
物事と話の中で大事なことを伝える難しさも
一人一人の登場人物をリスペクトし尊重する難しさや
それを役に落とすのも難しい
素晴らしい役者なら絶対できるとも限らない
だから細部への神経を注ぐのがいい

サムロックウェルが演じたワトソンすごく好きだ
仕草や言い返す時の言葉や組織に染まりすぎずちょっとだらっとした人間味があるところも好き

リチャードはやられっぱなしの時に何やってるのと思ったけど
彼の人間性や人柄性格を考えると想定できるし充分理解できる
すごい緊張とストレスの中
怒ってても怒れない
キャパが超えても
母を大事にして
電気椅子に座らせようと審議すらない
むしろ訓練って口実でリチャードを嵌めようとしたFBIに対して
問題に見事に戦えた
リチャードはよくやったと心から思う
それと無罪が立証されて心から良かったと思いました

もう充分なほど
伝わった作品でした
nico

nico