土曜日の夕方になった。
なぜだろう、何だか冴えない気分なのは。
そうか。今見た映画が何だかしっくり来なかったからか。
filmarksを始めてもうすぐ7年になる。
ということは7歳年をとったのだ。
あまりに時の流れは早い。
そしてあまりに人生は短い。
そんなことを映画を見ながら考えていた。
アントマン新作はあまり面白くはなかった。
ほどほどに楽しめたけども
マーベルユニバースはほどほどでは
ガッカリ😮💨してしまうのだ。
あの
インフィニティウォーの頃のドキドキと
心抉られような痛切さを感じさせて欲しい。
あれももう5年以上前か。
ワクワクしてたなあの時は。
そっか今見た映画を忘れて思い出に耽ってしまった。
それにしても、なんといっても
敵役のカーンに全く魅力を感じない。
あのサノスの圧倒的な強さと存在感は
敵ならばのワクワク感に満ちていた。
時間と次元を自由に操る何でもあり感の
前提からそれを奪い取られた本作カーンは
どこを切り取っても小物にしかみえない。
ということでChatGPTになぜカーンが
魅力が無いか聞いてみた。
「『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、アントマンシリーズの新たな章を開く映画ですが、敵キャラクターであるカーンについては、いくつかの批判的な要素が見受けられます。
まず、カーンの強さに関しては、物語の流れや展開に比べて彼の力があまりにも早々に示されてしまっていると感じました。彼がアントマンやワスプに対して圧倒的な力を持っていることが示されるのは早すぎて、緊張感やドラマチックな対決の醸成に欠けると感じました。敵キャラクターの力があまりにも一方的に描かれると、主人公たちの奮闘や逆転の喜びが薄れてしまい、物語全体のテンションが低下する可能性があります。
また、カーンの魅力にも改善の余地があると思います。彼の動機や背景が不十分に描かれているため、観客は彼に対して感情的な共感や興味を持ちづらいかもしれません」
なるほどさすがChatGPT先生🧑🏫
なんとなく説得力があるようで
そうでも無いようなことを教えてくれた。
私はこう思う。
カーンの背景の何でもあり加減。
カーンの動機のみみっちさ。
カーンの信念の皆無さ。
カーンの攻撃の単調さ。
アントマンと互角なバトルぶり。
そしてなんといっても
カーンの小物感漂う、、、顔。
顔、顔、顔って大事だよね。
ということで
ミシェルファイファー設定に頼った作劇と
マイケルダグラス(と🐜)が最後全部持ってく感と
父と娘のタッグと掛け合いの既視感と
ヒロイン足るホープの存在感の薄さと
作品をまとうユーモアとジョークの飽きと
やっぱりマイケルペーニャにいて欲しいのと
夕方のなんとも言えない切なさと
小学生だった次男が7年で高3になった時の速さと
何気にfilmarksを始めてる長男のレビューもたまに見ると的を得ているのと、
彼とこの作品のことも語りたかったけど、あまり盛り上がれなそうなことと(エンドゲームで劇場で共に泣いたことを忘れないよ)
この作品を見るだけのために一時的にディズニープラスに契約したことと
この行き場のないレビューの行く末を私もわからないのと似て
マーベルユニバースの行く末にワクワク感を全く感じられていないことが
この冴えない土曜日の夕方の気分を作り出していると思う。
カーンよ。
2時間以上の鑑賞時間を返してくれとは言わないが
もっと魅力的になってくれよ。