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チィファの手紙の一のレビュー・感想・評価

チィファの手紙(2018年製作の映画)
4.1
個人的に今年の邦画ベスト3には確実に入るであろう『ラストレター』の中国版
セルフリメイクというより、こちらの方が先に作られていたようです

おおまかなプロットはほとんどというか全て『ラストレター』と同じだと思いますが、ノスタルジックな街並みや、有名役者などといった余計な情報が排除されるので、映画への入りやすさは凄く良かった
『ラストレター』で森七菜が演じた役の方は、どことなく似ている雰囲気でしたね

尋常じゃないロケーションの良さで、街の風情に関してはこちらの勝ち
映像の色味や雰囲気作りも抜群にツボ
そして相変わらず大きいワンチャン二匹はたまらなくかわいい

胸いっぱいになるくらいの切なさや悲しさ
かといってそれほど悲壮感が漂う作品ではなく、前向きで明るい

携帯電話の普及などにより、文通というこの時代ならではの文化は廃れてしまっているけれど、やはり手紙という媒体はなくなってはいけない素敵な文化であると感じさせてくれる

岩井俊二監督であれば、このストーリーなら何度擦っても素晴らしい作品になりそうなので、台湾版・フランス版・イタリア版・インド版なんかも観てみたい☝🏻笑

正直先に見た邦画版が圧倒的に好きすぎるので、それを超えてくる程とはならなかったですが、間違いなく傑作

ただ公開週にもかかわらず、ガラガラすぎて1番良いスクリーンなのに、人生初の映画館貸し切り状態でした😭

2020 劇場鑑賞 No.066
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